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踊ってから考える

踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損損

テニミュの山吹と和睦出来ない

※あくまで個人の見解です。



テニミュ氷帝戦を観てきました。
跡部が最高過ぎてヤバい。
いや、本当にヤバい。跡部跡部で凄い。跡部が生きてる。
跡部が、この世に存在している…!
跡部が最高過ぎるし、他の氷帝メンバーも本当に氷帝メンバー…!ってなるし、氷帝の校歌凄いし、今回の氷帝戦で卒業する青学メンバーも最早貫禄のある安定感で観てられるし、テニミュやっぱり面白いなって思うんですよ。


思うんですけど、やっぱり山吹と和睦出来ない!!!!!


いや、本当になんで山吹だけこんな扱い…?っていう思いから解脱出来ない…!
そんなモヤモヤを抱えていたら、既に観劇から一月以上経っていた。
なんでこんなに和睦出来ないんだろうって冷静(当社比)に自己分析した結果、漸く自分を納得させられそうな理由がまとまったので、自分のために書いておこうかと。
なお、最初に書いた通り、完全に個人の見解であり、引くほど長い。


まず、最初にわたしはかつてファンサイト(と言う名の二次創作サイト)をやっていたくらい「テニスの王子様」にハマっていました。大学生の頃の話です。
その頃の推し校が山吹でした。次いで、ルドルフと不動峰
メイトでラミカを買い漁り、ゲームで只管推しCPダブルスを組ませていた時期です。
しかし、就職したこともありますが、比嘉戦辺りから徐々に熱が冷めてしまい、サイトは仕事のこともあり閉じ、毎週ジャンプで読む程度になり、程なく連載も終了しました。

テニミュは会社の後輩が熱心なテニミュファンで1st山吹までのDVDを借りて観ましたが、映像だったことと中の人のごにょごにょが立て続けにあった時期でもあり、その当時はまあテニスの王子様好きだったし、勧められたから取り敢えず観た感じではありました。
※ニコ動は怖いものだと長らく思っていたので、空耳動画も見てない。

あれから早8年弱。
Twitterのフォロワーさんが次々とテニミュにハマっていくのを見て、ミーハーなわたしはちょうど3rdに切り替わるタイミングでテニミュを観に行きました。
2015年2月14日の不動峰戦@TDCホールです。

↓当時の感想。
https://twitter.com/kirie1202/status/566555447130198016

漫画の中から飛び出してきてる!マジこれ。
生きてる…リョーマも海堂も伊武も橘さんも動いてる!って思った。
橘さん最高過ぎて、教師になって不動峰に赴任したい。


↓そして、こんなことも言ってる。
https://twitter.com/kirie1202/status/566593707218989056

https://twitter.com/kirie1202/status/566594441666756608

https://twitter.com/kirie1202/status/566594749277024260

時間が経つと原作の設定と妄想の設定が入り混じるのって腐女子の悪い癖じゃないですか?え?混じらない?混じるよね?
※個人の見解です。

現場で見たテニミュはその妄想を吹き飛ばす「あー!そうでしたー!」があって、本当にあの頃の自分を思い出したんですよ。
ちなみに、不動峰戦は3回観た。

しかし、この時唯一馴染めなかったのが、アンコールの群舞と客降りでした。
群舞に関しては踊りの上手いキャストが前方に配置され、みんな笑顔が基本なので、キャラとキャストの性格の不一致(伊武が満面の笑みとか)やキャラの関係性的に立ち位置が納得出来ない(神尾と伊武がシンメじゃない…!みたいなやつ)面倒くさい原作厨。
あとキャストが客席に降りてきてハイタッチするのもちょっとなー、別にキャラと触れあいたいわけじゃないんだよなーと思いましたが、まあこれは好みの問題でもあります。

そこからのルドルフ戦。
これがもう本当に最高で!最高 of 最高で!
青学も不動峰もルドルフもやっぱりこの世に存在しているのでは???ってなった。
裕太最高に可愛い。流石、わたしの最初の推しキャラ。
もうルドルフ戦では満面の笑みの伊武もさほど気にならない。いや、ちょっとは気になる。
えっ、テニミュ最高じゃない…?しかも、次はわたしの最推し校山吹でしょ…?ライブよりテニミュでTDC来ちゃうんじゃないの?
そう思ってた。山吹戦を観るまでは!!!観るまでは!!!!!

そして、満を持しての山吹戦。
D2の新渡米と喜多が出ることもあって、初日を押さえたんですよ、初日を!

で、観た後の感想が↓これ。
https://twitter.com/kirie1202/status/679980417735241728

めちゃくちゃマイルドに書いてますけど、要するに凄まじい解釈違いを起こしました(真顔)
えっ?今までの最高のテニミュどこにいった?えっ、山吹戦って言うか青学とルドルフの都大会で亜久津以外の山吹ほぼおまけじゃない?って言うのが正直な感想。
いや、推しとしてマジこの展開理解しがたい…!
※理解しがたくて凱旋ももう1回観に行ったけどやはり理解しがたいままだったので、2回目の時は頭に血が上ってTwitterにも脳直で文句書いた。

なんて言うか、山吹だけテニミュの山吹だった。
青学も不動峰もルドルフも原作から飛び出てきた!って思ったのに、山吹はテニミュの山吹だった。
わたしの頭の中の山吹中は最推し校ということもあって、他校よりフィルター掛かってるのは自覚してるけど、この山吹は原作の山吹とも違う、よね…?

で、今回の氷帝戦。
事前に個人的山吹戦MVPの亜久津が出ないこともわかっており、どんな扱いされるんだよ…って不安になりつつ、観に行った氷帝戦。

いやもう、山吹って言うかアンサンブルだよね???
山吹って言う名前で出す必要あった???

辛い。跡部は最高 of 最高だったけど、山吹がモブ扱い過ぎて辛い。
推し校が運営に推されないってこんなに辛い…。
なんで、山吹だけこんな扱いなのか…。

だから、山吹が運営に推されない理由を自分なりに考えてみた。
前置きの時点でもう既に長いし、仰々しく書いてみたんですけど、わたしの結論としては山吹戦ってそもそもテニミュの展開に向いてないよねってことなんですが。

なんでミュージカルに向いてないかって言うと、山吹って原作の時点で学校として纏まってないじゃないですか。
他校に比べて、学校としての特色もキャラ設定も空白が多い。
設定に空白が多いってことは二次創作的にはキャラの幅が広がるけど、公式に準じる作品に置いては最大公約数的な演出がしづらいのかなって思うんですよね。

ここからはかなり個人の見解を含むのですが、山吹中のキーキャラである亜久津仁はテニスの王子様における最大の悪役キャラだとわたしは思っています。
敵役ではありません。悪役です。
ルドルフの観月や比嘉の木手も割と悪役キャラ的な要素もありますが、亜久津はテニスへの信念や執念がない分、より悪役感があります。
そして、亜久津はテニスの王子様内でトップクラスの才能の持ち主です。
※原作初登場時の印象です。後に(少し)改心します。


亜久津は体格にも才能にも非常に恵まれており、恵まれているが故のあの横暴な態度、言動があります。
不動峰に対する煽りは可愛いもので、喫煙、他校生への暴力などかなりの危険人物として描かれています。
しかし、亜久津は私立であるはずの山吹中を放校にならないし、山吹中テニス部から追い出されもしません。
伴爺が亜久津の才能に非常に目を掛けていることもありますが、山吹中テニス部の誰もが亜久津がいることのデメリットよりメリットを取っています。
これが公立の、人数がギリギリのそれこそ不動峰のような学校で、顧問だけが熱心な場合であれば、全てに目を瞑って勝利のために受け入れざるをえないこともあるとは思いますが、山吹は私学の強豪校です。
千石はジュニア選抜に選ばれるレベルのシングルプレイヤーで南・東方ペアも新渡米・喜多ペアも全国大会に出場経験のあるプレイヤーです。
いくら優秀な指導者である伴爺の意向であるとは言え、亜久津の才能が自分たちと同じ全国大会レベルであれば、恐らく入部に反対すると思います。
亜久津は千石が負けた時の保険と言う扱いですから、ジュニア選抜である千石よりも圧倒的に強くなければならず、実際に亜久津は千石より圧倒的に強い。
考えれば考えるほど、山吹って過酷な状況過ぎない?
真面目に努力をして、実績を残しているプレイヤーが5人も居るのに、亜久津と言う才能を迎え入れなくてはならないこの状況。
全国大会に出場経験がないわけでも、かつて強豪校と呼ばれてはいたが今は弱いと言うわけでもない。去年も全国大会に出場していて、それでもなお亜久津を迎え入れなくてはならない…そんな状況で学校として纏まる?そりゃ纏まらないよね?
状況として学校として纏まるのは難しいし、掘れば掘るほど重くならざるを得ないからこそ、原作には伴爺と言う大人がいたんだと思います。
伴爺は身勝手な大人です。
亜久津と言う才能に惚れ込み過ぎて、亜久津以外の、亜久津まではいかなくてもジュニア選抜や全国大会レベルの才能ある千石たちにいつ出場停止処分を喰らうかわからない過酷な状況を強いています。鬼かよ。
しかし、千石たちも才能があるが故に亜久津の才能を受け入れてしまうんだろうなと言う思いもあります。
そして、山吹中は「テニスの王子様」の主役校ではありません。巨大な悪役を含んだ対戦校の一校です。
キーキャラである亜久津の凶悪性を強調するために千石はへらへらとしているし、南・東方はジミーズと言われて怒るし、新渡米・喜多は原作ではたった三言ずつしか喋ってません。
亜久津仁と言うキャラに比重が偏りすぎてる。山吹中は大人の介入があってこそ、成立する学校なのかもしれません。

だから、亜久津以外のキャラは他校と比べて設定の空白が多い。
空白が大きくて、最大公約数のキャラ解釈ができないし、学校として纏まってないから、校歌にも特色が出ない。
亜久津と言う才能を諦観を持って容認している状態では、そりゃまとまらない。
これが亜久津でなくて千石がメインのキーキャラで、山吹が主役校だったら、打倒亜久津で纏まることも出来たのでしょうが、対戦校側である山吹にそういった反骨精神的なものは求められていない。
亜久津はかなり重要なリョーマと青学のストーリー上の必要悪ですし。

更にテニミュには伴爺も亜久津の母である優紀ちゃんも出て来ないから、大人の二人が熟すべき台詞を子どもであるはずの山吹中メンバー(特に千石)が担わねばならず、キャラがブレる。
空白とブレを調和させようとすると一部を強調する形になって、他校よりも公約数が低くなったキャラ設定になったのではないか?と言うのが、わたしが自分を無理矢理納得させるための推測結果です。
その結果のキャラが自分の解釈と合えば、そこまで気にならなかったのだろうけど、そこが合わないから、他校より原作と乖離していることをポイントとして「(自己解釈と違うし)原作(とも)違う!」ってなってるんです。

実際、観劇当時もTwitterに書いたんですけど、亜久津は最高なんですよ。
亜久津はちゃんと原作(に近い)の亜久津なんです。
しかも、この亜久津、アンコールでもずっと亜久津だった。ダルそうだし、やる気なさそうだし、不機嫌そう。亜久津…亜久津だ!生きている亜久津だ!
※なお、氷帝戦の跡部もアンコールまで髪の先からつま先まで完璧に跡部だったから、跡部最高。

でも、やっぱり他のキャラは亜久津や今までのキャラに比べてはるかに「テニミュの」キャラ感が強い(と感じる)
そもそも新渡米と喜多は原作の百倍は喋ってるからな。
千石は別に原作でもそんなに空白が多いキャラではないけれど、テニミュの千石、めちゃくちゃ大人なんですよね。伴爺の役割も兼ねてるからなんですけど、亜久津のことを理解しちゃってるキャラになってる。
桃城に負けた後、あんなに冷静に亜久津にアドバイス出来る千石はやっぱり伴爺がいないテニミュの千石なんですよ。

で、わたしがこのテニミュ山吹戦の中で一番合わないのがジミーズ。
あのジミーズの歌が本当に合わない。解釈違い過ぎる。
ジミーズの歌って神尾のリズムや日吉の下克上と割と近い扱いだと思うんですけど、原作のジミーズは自分たちがジミーズであること認めてないからね!?それ、本人たちにやらせる!?

軽んじられてる~、推し校も推しキャラも軽んじられてるよ~!(面倒くさいオタク)

いや、わかる。今までダラダラダラダラ書いたとおり、山吹は(他校と比べて)キャラが薄い。亜久津と千石以外は空白が比較的多い。そこを埋めるのが楽しくて、二次創作やってた側面も確かにある。
キャラのポイントが少ない分、どこかのポイントを強調しないことにはテニミュ的に歌も作れないし、ストーリーの盛り上がりに掛けるのもわかる。
だけど、その強調ポイントが合わない!!!

氷帝戦のアンサンブルみたいな扱いもわかると言えば、わかる…わかるけど…!
レギュラー落ちした桃城と喜多or室町がストテニ場でテニスしているところとか納得いかなすぎてつらい。
あのシーンって桃城と神尾、青学と不動峰のその後の展開を考えると重要なシーンだと思うんですけど、そこ山吹にしちゃう?マジか…。
いや、テニミュは対戦校とその前の対戦校が出て来るシステムだから、山吹になるし、そこで使わなかったらマジでただのアンサンブルだから、わかるけど!わかるけど!
そこは!神尾で!頼む!よ!
せめて、千石……しかし、千石にしちゃうと完全に話筋が変わってしまう…。
あと亜久津がいないし、そもそも山吹って氷帝とも青学ともそこまで接点があるわけじゃないから、関係性が薄くて、観戦しててもモブ感凄い。
原作でも山吹は氷帝戦観戦してるけど、それこそ代理可能程度の台詞しかないし。

これ、テニミュのシステムがストーリー上の齟齬を生み出していると思ってるんですけど、テニミュはそういうものだからと言われたら引かざるを得ないところでもありまして。
話が進めば進むほど、不動峰を使えないシステムが原作との公約数を下げていくんじゃないかな…(そして、わたしのような身勝手な原作厨が暴れる)
不動峰、出してこ!?最高の橘さん、また出してこ!?

理解はするが、納得は出来ない。
和睦出来ない…!

これはもう自分の観点を変えないとどうにもならない問題なのだろうなと言うところに落ち着いたので、次回以降はもう少し冷静にテニミュを観られるんじゃないかなあ…観られるといいなあ!
跡部氷帝最高過ぎるから、凱旋行きたい(懲りない)