踊ってから考える

エンターテインメント過剰摂取記録

『Royz THE BEST 2009-2019』を買った話、或いは「好き」について。

ついにRoyzのアルバムを買った。

Royz/Royz THE BEST 2009-2019


ベースの公大くん(以下公D)が爆裂強火キリターだと知ってから、既に7年が経過*1している。
2019年になっても公DはAngeloのアルバムが出たり、ツアーが始まったりすると自分のバンドのツイートより先にAngeloの公式アカウントのツイートをRT*2したり、Angelo10周年のお祝いツイートを固定ツイにしたり、毎年のキリトの誕生日には0時ちょうどにお祝いツイートをしていて、変わらず強火を炸裂させている。
公Dのブログ*3を「キリト」や「Angelo」で検索を掛けるとかなりの記事が出て来るので、定期的に堪能している*4


特に、PIERROT復活ライブ後とVJSで挨拶した時のブログは胸アツである。

PIERROT復活ライブ後のブログ

VJSで挨拶した時のブログ



ついにキリトとプライベートで焼肉に行った時は勝手に赤飯を炊きたくなった。


キリターバンドマンと言えば、DIAURAのyo-ka(以下よかたん)が筆頭に上がるが、わたしはキリターバンドマンの中では公Dを爆推ししている。
公DはPIERROTもだが、今のキリトとAngeloが一番好きだと常々言ってくれるからだ。


自分の好きなものを好きだと言ってもらえたり、評価されているのをみるのは嬉しい。


最近はよかたん、公Dの他にもえんそくのぶうちゃんや0.1gの誤算の緑川くんなどもピエラーだったことを発言したりしているが、PIERROTが現役の頃、ピエラーであることを発言するバンドマンは他の同規模のバンド*5に比べて、はるかに少なかったように思う。
ピエラーを公言していたのはPsycho le CémuのAYAちゃん*6くらいじゃなかろうか。
※現ジャニーズアイランド社長*7がやべぇ強火のキリター*8と言う噂はまことしやかに囁かれていた。



PIERROT復活の時にVifにてPIERROT RESPECTという企画*9があったが、こんなにラー麺*10が居たのかと正直思った。

まあ、当時はバンドマンのパーソナルなことを知るには雑誌しかなかったし、今より雑誌に載るための壁が高かったこともあるので、知られていないラー麺も居ただろう。
それにAngeloが初めてバンド主催した2012年、今は無きSHOXXでキリトがギルガメッシュの左迅、Sadieの真緒と対談した際に「当時、仲の良いバンドがいなかったわけじゃなかったし、仲悪いと噂されたバンドもあったが、別に仲良いんで!って言って回るようなものでもなかった」的な発言をしており、キリト本人があまり先輩後輩とのエピソードを話すタイプ*11でもなかった。
PIERROTのスタンス的にもその方が良かったのだろうと今では思うけれど、別のバンドやバンドマンの後輩からの慕われエピソードを見ると「PIERROTはそういう話ないのかなあ」と思ったものだった。


そこに現れたのが公Dである。
冒頭にも書いたが、わたしがやべぇ強火のキリターバンドマンとして公Dを知ったのは2012年。PIERROTが解散してから6年が経っていて、Angeloも5人になった後だった。
当時、RoyzはTwitter*12をやっておらず、アメブロとなうがメインで、Angeloのツアーが始まったり、アルバムが発売されたりするとブログを見に行っては、変わらずの強火発言を楽しんでいた。
感謝は売上に貢献することで伝えたいタイプ*13バンギャルではあったが、ついつい買わずにここまで来てしまったので、ベスト盤発売のタイミングで「今こそ!」と初回盤を買いました。

前振りが長い。


Royzは結成10周年のバンドで動員も同年代のバンドの中でもかなり多い*14のではないかと思う。
メンバー脱退などもあったが、47都道府県ツアーやイベントの出演などライブ活動は活発で、シングルもコンスタントに出している印象があり、インストアイベントも多い。
ブログやTwitterを見る限り、公DはRoyzの中ではメインコンポーザー*15的役割を果たしているようで、楽曲をちゃんとCDで聴く*16のを楽しみにしていた。
あんなに「キリトキリト」言っている公Dなので、キリト感が(良くも悪くも)あるのかと思っていたが、そんなことはなかった。


なんというか、ちゃんとキラキラしている。


音楽的知識がほぼない上に語彙が貧相なので、これが適切なのかわからないが、ちゃんとキラキラしていると思った。
見た目と音楽が一致していると言うか。
勿論、見た目と音楽にギャップがあるのもヴィジュアル系ならではの魅力であるのは間違いないのだろうけど、Royzは見た目がキラキラしてて、音楽もキラキラしてて、メンバーの見せているキャラクターもキラキラしている。


めちゃくちゃ良いな、と思った。
楽曲自体も勿論良いのだけど、ヴォーカルの昴くんの声に歌詞も曲もとても合っていると思う。
ひとつのバンドとして、バランスとまとまりが良いのかもしれない。


わたしは爆裂強火キリター公DのいるバンドとしてRoyzを見ているからかもしれないけれど、あれだけキリトが好きでことあるごとに黙ってられないくらい「好き」が溢れ出てる公Dが、自分がメインコンポーザーのバンドで、こんなにバランス良く「好き」を匂わせないことが出来るんだと思った。
多少の「ぽい」はあるかもしれないけれど、「PIERROTっぽい」や「キリトっぽい」よりも「2010年代に求められているであろうキラキラ感」が一番に来ていると思う。
ある程度の様式美があるヴィジュアル系にとって、「ぽい」ことは、リスペクトがあればそこまで悪いことではない*17のかなと思うようにはなったけど、あれだけの「好き」が溢れているのに、「好き」に引き摺られずに中心には「自分たちのバンドらしいキラキラさ」があるんだなと思った。
ベストを買ったと言うツイートにRoyzのファンの方から「ベスト盤の曲はバンドとして発信したいものだと思うので、アルバムやカップリングにはThe公大曲!と言った感じのものもあります」と教えていただいた。
ベストを聴いて、俄然気になったので、取り敢えずベストの前のアルバムはタワレコでポチって置いた。


公DはAngeloのライブを見に来た後、割とすぐに「はい、それ昨日キリトがMCで言ってたやつ~!流石~!」となるようなツイートをしたりしていて、すぐ影響を受けるタイプなのかと思っていたけど、同じステージの上に立っていることに対しては確固たる信念があって、それが公Dがキリトから受け取った信念でもあるのかなあと思いながら、今日Royzのベスト盤も聴いている。

*1:公Dのアメブロのタイトルが赤髪思考回路でTLで話題になったのが最初だったはず。キリトのアメブロのタイトルは日刊思考回路で思考回路という書籍も出版している

*2:公DのRTでAngeloのレポを知ることすらある

*3:2016年8月までアメブロ、現在はLINEブログ

*4:特にアメブロ

*5:Dir en greyとかDir en greyとかJanne Da ArcとかDir en greyとか

*6:雑誌のインタビューでアイジャーだと言っていた、PrideVisionかな?

*7:タッキーこと滝沢秀明

*8:PIERROTがMV撮ったのと同じライブハウスでキリトと同じような手袋つけてMV撮ったりしてた

*9:次があるなら公Dとheidi.の桐ちゃんは絶対呼んでください

*10:PIERROTが好きなバンドマンの意味のネットスラング

*11:よかたんはキリトの生き様に忠実なので、多分それであんまり話さないんだと思ってる

*12:メンバーオフィシャル稼働は2016年8月と遅め

*13:cali≠gari青さんの有難い教え

*14:最大キャパ中野サンプラザ、次のツアーファイナルは豊洲PIT

*15:楽曲のクレジットは大体Royz名義

*16:つべにアップされてるMVは見てた

*17:この「ぽい」の匙加減が神の領域で上手いのが金爆のキリショーだと思ってる